2017年8月29日火曜日

Altair班 班長総括

ALTAIR班長総括
班長やまもんです。


高校生の皆さん、きみっしょん5日間お疲れ様でした。
班活動を支えてくれた院生スタッフの皆さん、ありがとうございました。
一人ひとりの活躍によって充実した毎日となりました。




それでは、長いようで短かった、でも充実していた、ALTAIR班の5日間を早速振り返っていきましょう。


スタッフ紹介

まずはスタッフの紹介から。


改めまして、班長やまもんです。




真面目なみんなの笑顔を引き出す役回りを務めました。途中から何もしていなくても笑われるという意図しない展開に…
皆さん、やまもん班長はどうでしたか?


まーくん




ALTAIR班で唯一博士課程に在籍しており、雰囲気作りから議論のお手伝いまで、豊富な経験を活かして幅広く班活動を支えてくださいました。


りー




あるときは高校生と同じ目線で接し、またあるときは班全体を俯瞰し、臨機応変に助言を与えていました。


むっとぅー


白い服のお兄さんがむっとぅー


要所での的確な助言により、直面した課題の突破口を示唆するなど、ミッションをよく支えていました。


がっきー




数々の鋭い指摘でみんなの顔を真っ青にしていました。でも、おかげで説得力のあるミッション提案ができました。


きむ




自身の研究で身に付けた知識を活かし、ミッションの実現性に根拠を与えてくれました。


くら


貫録のあるカメラ目線のお兄さんがくら


カメラ目線の写真が多いんです。よく周りが見えていたしっかり者の証です。


みっちー


将棋が強そうな真ん中のお兄さんがみっちー


ローバーの知識は本ミッションの定量的な検討で重宝されました。


もち


後ろから優しく見守るお姉さんがもち


ALTAIR班で唯一の女性スタッフ。初日の自己紹介から笑いをとってみんなの人気者になりました。


高校生紹介

続いて、高校生の紹介です。


なっち




高校でパソコン部に所属するなっちは、宿題で調べたことをスライド形式の資料にまとめてきてくれました。数学が得意で、ミッション作成後半の定量的な検討でも活躍していました。


まう




宇宙に幅広い興味をもつまうは、ミッション作成冒頭のブレインストーミングでもたくさんの意見を出してくれました。議事録をとるしっかり者の面と笑顔が絶えない楽しい面を併せもっていました。


クラポン




豊かな発想の持ち主であるクラポンは、しばしば議論を大きく前進させてくれました。発表会での質疑に対しても果敢に回答していました。


大ちゃん




大ちゃんはALTAIR班で唯一の1年生ながら宇宙のみにとどまらない豊富な知識をもち、ミッション作成においても様々な切り口を示してくれました。発表会では冒頭を話す切り込み隊長を務めました。


ジョン




優れた才覚を発揮し立派にリーダーを務めてくれたジョン。スタッフからの助言をいち早く理解し、時間と人手をやりくりして、自分たちのミッションに上手に反映させることができました。


みぶき




3年生のみぶきはALTAIR班のお姉ちゃん的存在。←やまもんの個人的な見解です。
班の状況と自身の長所を照らし合わせ、自分の役割を常に認識したうえで班活動に臨んでいました。


ミッション作成の流れ

ここからは、5日間の出来事を追っていきます。


1日目

まずは宇宙科学研究所の最寄駅であるJR横浜線の淵野辺駅に集合しました。




6人全員が揃ったのはALTAIR班が最初でした。早速みんなで写真撮影。「はやぶさ・はやぶさ2」のパネルの前で撮りました。ほかにも「銀河の旅2012」と「宇宙兄弟」のパネルがありますが、最初にみんなで集まったところということでこちらに決定。その後、バスで宇宙研に向かいました。




宇宙研に到着後、みんな自由に着席。




机の上にはたくさんのお土産が置いてありました。持って帰って大事に使ってくださいね。


全体オリエンテーションの後、まずはスタッフが自己紹介




続いて、高校生が自己紹介




1人1回をつくことになっていて、後から答え合わせをするゲーム方式で行いました。そのおかげか、みんなよく仲間たちの話に耳を傾けていました。お互いの理解が深まったようで良かったです。


ミッション作成に入る前に、宿題の発表をしてもらいました。内容は、好きな宇宙探査ミッションの概要と特徴的な点の紹介です。




みんなとてもよく調べてきてくれており、この後のミッション作成でもしばしば役に立つ場面があったように思います。


さて、いよいよミッション作成の時間となりました。とっかかりはブレインストーミング(通称:ブレスト)。「宇宙をテーマに知りたいこと・やりたいこと」を思いつくままに付箋に書き出していきました。




次にアイデア間の共通点を見つけてグループ化し…




ミッションの方向性を絞り込んでいきました。




現在までの研究・開発や探査・観測がどこまで進んでいるのかを把握することで、実現可能性とオリジナリティを見出そうと調べ学習も行いました。途中で休憩をはさんだのですが、お菓子には目もくれず作業を続けていたため、スタッフを不安にさせました。結局、5日間ずっとそんな感じでしたね。


そしてやってきた夕食の時間。




初日の夕食はすごいボリュームでしたが、みんな自宅からの移動の疲れを感じさせない元気な食べっぷりでした。これなら5日間しっかり乗り切っていけるとスタッフも安心。


夕食後はアイスブレイクを行いました。




班のメンバーの共通点を探していくゲームでした。何やらルールが決まっていて、班対抗で行われたのですが…




結果は2位でした!よく頑張りました。


夜の議論でミッションの方向性が太陽系天体の環境を利用した探査機のエネルギー補給・中継に決定しました。




翌朝にやることを確認して1日目が終了しました。


2日目

朝、みんな元気にやって来ました。よく寝られたそうです。




初めに席替えを行いました。




パソコンが3台あり2人1組で作業を行うことが多いのですが、全員が席を移動しかつ全ペアが組み変わるという結果になりました。もうみんなと打ち解けているので、作業に支障はありません。


検討事項を分担して調べ学習を行いました。




どうやら、イオでの地熱発電が有力なようです。同時に、木星や土星の衛星は生命探査の対象として興味がもたれていることもわかりました。




午前中の最後に、自分たちのミッションの意義について認識を共有するとともに、午後のミッション作成の時間で検討すべき内容を整理しました。


宇宙研に来て最初の昼食です。肉と魚、どちらか好きなお弁当を選びました。


なっちが美味しそうに梅を食べていたのですが、その写真がありませんでした…


午後は集合写真を撮影しました!




さらに次は特別講義の時間でした。




講演者は、宇宙研で宇宙機に搭載される電池の研究をされている曽根先生でした。高校生からの質問にたくさんお答えいただいたので、プロの研究者像がより鮮明になったのではないでしょうか。


少し時間があいてしまいましたが、午後のミッション作成開始です。




休憩中も相変わらず、作業が止まりません。


夕食前に全体の集合写真を1枚。




2日目の夕食はこんな感じ。




スタッフとの写真をたくさん撮りました。


夜は院生ミニ講義がありました。




宇宙研に通う学生の研究やプロジェクトについて紹介してもらいました。大学院生の発表の仕方や資料の作り方は、翌日の中間発表に向けてとても参考になりました。


3日目

この日からがっきーが登場。




また席替えを行いました。中には席替えをしない高校があると聞いてびっくり。多くの高校生にとって楽しみなイベントの一つだと思うのだけれど…




ミッション作成の方はというと…調べれば調べるほど探査ミッションの難しさに直面していったね。そんなみんなにやまもんからたまには班長らしく一言。
自分たちのミッションに自信をもって!


最初にみんなで決めたミッションの軸や意義、オリジナリティを共有・再認識しました。




自分たちが主張したい点と、検討や改善が必要な点を明確にして、中間発表に備えました。
発表練習をして…




迎えた中間発表




一人ひとりが分担して作成したスライドをそれぞれが発表しました。




ミッションの目的は、生命が存在する可能性があるとして注目されているが太陽からの距離が遠く太陽光発電では探査機のエネルギーが満足に賄いきれないエウロパを長期にわたって十分に探査するために、イオに発電所をつくりその火山活動のエネルギーを探査機に供給しようというもの。


とりあえず、伝えたいことは伝えられた。でも質疑を受けて感じたと思うけれど、まだまだ検討すべき点は山積みだ。




ひとまず整理を終え、お昼のお弁当を食べることに。午前中の疲れを癒しつつ、午後に備えてエネルギーを補給しました。エネルギー補給が必要なのは探査機だけじゃない!


食事は毎回やまもんのあいさつでいただきます!


午後にはワールドカフェと称したイベントが行われました。これは他班のスタッフから多角的な指摘や助言をもらうというもの。厳しい鋭い意見もたくさんありましたが、問題点や検討事項を自分たちなりに整理して臨んだので、相談したかったこともいろいろ聞けて、有意義な時間になったんじゃないかな。




ワールドカフェが終わると、まうが書いてくれた議事録をもとに修正するところは修正し、さらにミッションの手段を検討し始めました。


ALTAIR班のスタッフも議論に参加。他班のスタッフに任せきりじゃない!


さらに、ミッションの実現に向けて必要な電池や燃料の重さ、発電量等を試算しました。その取り組みの姿勢からは、自分たちのミッションを本気で実現させようという熱い思いが伝わってきました。




まるで、どこかの研究室のホワイトボードみたいになりました。それだけよく検討した証拠です。


4日目

最終発表会に向けて、いよいよ大詰めです。




発表順を決めるため、班長たちが熱い戦いを繰り広げました。




最初に選択権を得たのはALTAIR班!一番喜んでいたのは班長で、真面目な高校生たちは発表順くらいで一喜一憂しません。
高校生たちの希望によりトリを務めることにしました。




そして、みんなで決めた発表タイトルがこちら。




その後もスタッフの力を借りながら、高度な検討を重ねていきました。




部屋を移動して、資料作りと発表練習を行いました。




ぎりぎりまでスライドを準備していたから、最後はとっても大急ぎでした。


なんとか準備を終えた一行は、最終発表会に臨みました。




一人ずつマイクを持って順番に発表し、全員がしっかりとそれぞれの役割を果たすことができました。




特別講義で講演された曽根先生も絶賛されていました。




質疑応答まで終えた後は…




みんな達成感に満ち溢れていました。


夕食を兼ねたお疲れ様会では、高校生一人ひとりがきみっしょんに参加した感想を述べてくれました。




きみっしょんに参加して良かったと言ってもらえて、スタッフも全員大喜びでした。


部屋に戻る途中、6人そろって写真撮影。




みんなほっとした様子ですね。よく頑張った、お疲れ様。


5日目

最終日です。




きみっしょんの仕上げとして、4日間みんなで考えてきたミッションを最終報告書にまとめました。




修了式では、山村校長から一人ひとり修了証を受け取りました。




みんな、本当によく頑張ったね。




ALTAIR班のスタッフからは寄せ書きと6分割された班パネルが贈られました。みんな、喜んでくれたでしょうか。




またいつか、班パネルが一つになる時が来るといいね。


お土産を買って、展示室を見学して…ついにやってきたお別れの時間。最後に集合写真を撮りました。




みんな、楽しい5日間をありがとう!


最後に

きみっしょん5日間で何を感じ、何を学びましたか?
2017年のきみっしょんにALTAIR班のメンバーとして参加したからこそ得られたものがきっとあるはず。それらがいつか君たちの将来を支えることがあったなら、スタッフとしては嬉しい限りです。


最後に、やまもん班長が大切にしている考えを紹介します。
それは、「一人ひとりに一番になれることがある」ということです。


班活動を通して君たちはそれぞれの役割を見出しその務めを果たしました。同様に世界に目を向けたとき、君たちだからできることや君たちにしかできないことがあるのです。今はまだそれが何かはわからないかもしれません。今この文章を書いているやまもんだって、まだ見つけられていません。そんな私たちに必要なもの、それは「広い視野」、「深い専門性」、「信頼できる仲間」だと思います。


まず、自分は何が好きで何が得意なのかを見つけるために広い視野をもちましょう。これは自分の能力が発揮できる場所を探すうえでも役に立ちます。よく小中学生や高校生は何のために勉強するのかと聞きます。その答えの一つが、自分が必要とされる環境で活躍するためだと思うのです。まだ何も知らないから、あるいはさらに活躍できる場所を求めるから、いろいろなことに興味をもち勉強する必要があるのではないでしょうか。


次に、好きなことや得意なことを追求しましょう。専門性が深まれば深まるほど君たちにできることが増え、ついには君たちだからできることや君たちにしかできないことが実際にできるようになるでしょう。もし君たちがそれをやらなければ、人類はこの先その壁を越えられないかもしれません。あるいは手遅れになっているかもしれません。そう考えると、今君たちが追い求めているものやそのための努力が、とても価値のあるものであると感じられてきませんか。


ところで、研究者の仕事って何ですか?
これにはいろいろな答えがあると思います。では、例えばこんなのはどうでしょう。
「ナンバーワンやオンリーワンを目指すこと」
他の何よりも優れたものを作る、原理や真実を初めて解き明かす、誰もやっていなかったことをやる…。なんとなくわかってもらえるでしょうか。上で述べた「広い視野」と「深い専門性」は、それぞれ「オンリーワン」と「ナンバーワン」に繋がる素養です。それらを身に付けることによって、研究者のみにとどまらず、あらゆる夢への道が拓かれると考えます。なぜなら、そこにはもう君たちの代わりはいないのだから。


そして、やはり大事なのは信頼できる仲間です。これについてはもう特別なことは書きません。励まし合い、競い合い、高め合える仲間を得て、夢を実現させましょう。


理系か文系か、宇宙を仕事にするのか趣味にするのか、決めるのは君たちです。これから先たくさんの選択を迫られることになるでしょう。そうやって、一人ひとり自分の進路を決めていくのです。時間がかかってもいい。失敗もしていい。でも、
きみっしょんを通じて繋がったみんながそれぞれの空で輝き、いつかまた星座のように結ばれて繋がることができたら素晴らしいですね!


きみっしょん2017 ALTAIR班長
やまもん(山本康太)

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